四方を海に囲まれた日本は世界第6位の海岸線と、領土の11倍余の水域を有しており 水域の開発と利用は海洋国家日本にとって大きな課題でもあります。 先人は国防や産業の広い分野に渡り国家の発展と国民の福利に沿い更なる文明国を目指し努力をしてきました。 時代を経る中で文明の進化は科学の発展と国民の福利を導き、更なる価値観の多様化が進んでいます。 国家の構成員である私たち一人ひとりが海に対して深い理解と関心を持ち、秩序ある水域利用を進める事は、自然環境の適正な利用を促進し、豊かな水産資源を守り、地域の活性と発展のベースである国民の親水性のライフスタイルが定着していくものと考えます。 700余の島々が創る世界に冠たる多島美を誇る瀬戸内海を中心とする水域は歴史の中で育まれた生活と文化を、内海特有の豊かな水産資源を、島々が創る四季の景観と風と波と潮の流れは芸術とマリンスポーツレクリエーシヨンを創造してきました。 私たちはこの貴重な財産を後世の人々へ継承するべく国が進めるボート、ヨットの係留施設の整備、管理、運営へ参画すると共に沿岸漁業とマリンスポーツ、レクリエーションの海面利用調整の為の「海のルール、マナー」「安全意識」の啓発活動を通じ、海洋性レクリエーションの健全な育成を図ることにより、地域の振興及び漁業との秩序ある共存に寄与する事を目的に2001年(平成13年)7月に設立いたしました。