ボートの安全航行
海の安全航行のために、ボートに乗る前と乗ってからの確認事項と、のりの養殖網の設置についてをご紹介します。
ボートに乗る前
2日くらい前から天気予報を確認します。
- 海が荒れたら出港しません。荒れることが分かっていれば出港しません。
- 晴れでも雨じたく、夏でも冬じたく。暖かく風を通しにくい服を用意しましょう。
点検整備をします。
- 船にとって水濡れは大敵です。船内に水漏れがないか確認します。
- 冷却水、音、排気、においなどでエンジンが正常に作動しているか確認します。
- 燃料や飲料水は余裕の量を積みましょう。
安全備品を確認します。
- 救命具はすぐ使用できるようになっていますか。
- 消火器はすぐ使用できるようになっていますか。
- 工具・備品はすぐ使用できるようになっていますか。
行動計画を立てます。
- 最新の海図を使用します。
- 無理な行動計画は立てません。
- 出港・帰港の届出をします。
ライフジャケットを着用します。
定員を守ります。
- 船への乗り降りは低姿勢で。
- 無駄な積荷チェック。
- 火気使用は慎重に。
ボートに乗ってから
海の法規を守ります。
- 横切り船は右側優先。
- 出港船が優先。
- 海技免許は必ず携帯。
海水浴場には近づきません。
- 港内、他船の近くでは最徐行します。
- 引き波で迷惑をかけません。
- 海のマナーを厳守します。
漁業の妨げをしません。
- 漁船には近づきません。
- 漁場の魚介類は荒らしません。
- 定置網や漁具には近づきません。
海や自然は絶対に汚しません。
- ゴミは持ち帰ります。
- 廃油や汚水は流しません。
- 海は汚しません。
シーマンのエチケットを守ります。
- 困っているときは助け合います。
- むやみに騒いだりしません。
- 船長の自覚をもった行動をします。
海苔の養殖施設に注意
海苔の養殖網の期間
海苔の養殖網は毎年9月から、5月ごろまで設置されます。詳細PDFは
こちら
最も事故が多いのは
10月、11月に事故が集中しています。 詳細PDFはこちら
絡網による事故!!夏に通れたからうっかり通ってしまった
網は目視では分かりづらいです。漁場の周りには目印のブイがあるのですが意識しないと気づかない物も。網がない夏に通過できたからとうっかり通ってしまい事故に遭う人が多いようです。
スクリューに網が絡まって航行不能になり大事故になりかねません。また、多額の損害賠償も発生します。地図で養殖漁場の位置を確認し注意して下さい。
保険に入りましょう!!
PB(プレジャーボート)責任保険は、年間1万円前後からのプランがあり養殖網等の破損も補償されています。日本漁船保険組合PB保険のページはこちら
養殖漁場図 2023.9/1~2028.8/31
明石市沿岸のタコ釣り等のルール(2024年度版)
画像をクリックでPDFが開きます↓
どうしてルールができたの?
|
明石のタコは漁獲量が激減しています。
漁獲量が一気に激減した理由は明確に分かってはいませんが、
①水温異常によるタコ個体数の激減
②釣りによる小タコの乱獲
この2つがタコが減った可能性として挙げられています。激減したタコを増やすためにルールができました。 |
タコを増やすための取り組み
|
明石市漁業組合は市場から子持ちのタコを買取り放流を行っています。
抱卵マダコは蛸壺ごと稚魚育成所(↓地図中央赤部分)に放流します。
他にも漁の禁止期間を設けたり、底引き網を見送るなど明石のタコを増やす為に尽力しています。 |
クリックで大きな画像↓
UWHも産卵用のたこ壺を1300個(令和4年10月) 、1125個(令和5年10月)を提供
|
|
|
産卵用たこ壺1300個 |
西二見漁協の漁師さんとともに |
(↑地図左上黄線部分に) たこ壺を投入しました |
タコ釣りを楽しむためのルール
|
『タコ釣りのルール』は皆さんのご協力で明石のタコを増やすことを目的としています。ルールを守ってくださる方に限り共同漁業権区画内でのタコ釣りを楽しんでいただけます。どうぞ期間や場所を守り小さなタコは必ずリリースしてタコ釣りを楽しんでください。その他の詳細は『タコ釣りルール』PDFをご覧ください。 |
下図は西宮~姫路の漁業権区域です。(海上保安庁の海洋状況表示システム「海しる」を使っています)
クリックで大きな地図↓